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ここ数年間で人気も認知度も上がっているYouTube。
私が子供の頃には存在しなかったものの、今の子供達はYouTubeが大好きです。
実際に我が家の3歳の子供もYouTubeが大好きで、教えたわけでもないのにスマホを勝手にいじってはYouTubeを見ています。子供が見ているYouTubeは子供がおもちゃで遊んでいる動画がほとんどで、大人から見たら何が面白いのかさっぱり分かりません。
とはいえ、それだけ子供たちにとっては身近な存在のYouTube。
子供がなりたい職業にYouTuberがランキングするのも頷けます。
しかし、もし自分の子供が「将来はYouTuberになるんだ!」ってなったらどうでしょうか。
稼いでいるYouTuberもいると思いますが、稼げていないYouTuberも腐るほどいます。
という訳で今回はそんなYouTubeを徹底調査しました。
そもそもYouTubeってなんだ
YouTubeっていつからあったのか分かりますか?
私もYouTubeを見ますが、気付いたら見ていた的な感覚位でしか覚えていません。
まずはYouTubeについて知っていきましょう。
言葉の意味
Youは「あなた」、Tubeは「ブラウン管、テレビ」という意味があり、2つの言葉を合わせてYouTubeになります。
日本語で言えば「あなたはテレビ」ってことです。
誰でも簡単、お手軽に動画が投稿できまっせ。ってところからきてる感じですね。
YouTuberはYouTubeで動画を投稿する側の人、つまり配信側のことをといいます。
歴史
YouTubeの設立は2005年。つまり13年前にはあったわけです。個人的な感覚では5年位前な感覚でしたが、意外と前からあったみたいです。
日本人で有名なYouTuberといえばHIKAKINだと思いますが、HIKAKINは2006年12月にYouTubeのチャンネルを開設しています。
うーん。先見の明が凄いですね。YouTubeがマイナーなところからコツコツと積み上げた結果が今のHIKAKINの現状を表しているわけです。
YouTubeについて詳しく知りたい方はウィキペディアをどうぞ。
こちらから見れます。
YouTubeでどうやって稼ぐのか
もしも子供が「YouTuberを職業にする!」なんてことを言いだした時の為にも、YouTubeの収益の仕組みについて知っておきましょう。稼いでるYouTuberと稼げていないYouTuberは雲泥の差。世の中は甘くありません。
広告収入
YouTubeを見たことがある人なら分かると思いますが、動画を見る際に最初に広告が流れることがあります。
この広告を見てもらったり、クリックしてもらうことでYouTuberに収益が発生します。ちなみに10分以上の動画の場合には途中で広告を流す事が出来るので、あえて10分以上の動画を作るYouTuberもいるみたいですね。
単価についてはYouTuberによって変動はあるものの、一般的に言われているのは1再生0.1円。
つまり、1再生0.1円で計算すると。
1万再生で1,000円。
10万再生で10,000円。
100万再生で100,000円になる訳です。
企業案件
もし子供がYouTuberを職業にして、人気のYouTuberになれば、企業から案件が来る可能性があります。
つまり、「あなたの動画で我が社の製品宣伝してくれたらお金払いまっせー」となる訳です。
ステマ(宣伝であると分からないように宣伝する)でやる人、企業案件をオープンにしている人。様々ですが、企業案件の報酬は非公開となっているため、金額は不明です。チャンネル登録者数や再生回数が多いYouTuberであれば報酬も相当な金額になるはず。
企業側としてもTVCMで高額な費用を使うより、ターゲット層が合っているYouTuberを使った方が費用対効果が大きい場合があります。
子供は何故YouTuberになりたいのか
野球選手にサッカー選手、芸能人にアイドル。はたまた看護士や医者。数ある職業の中で子供は何故YouTuberという職業に憧れを持つのでしょうか。子供がYouTuberになりたい理由を考察してみました。
動画内で楽しそう
まず考えられるのがYouTuberは「楽しそう」ということ。
動画配信者が暗くてネガティブな話ばかりでは誰も見ることはないでしょう。
YouTuberが「楽しそう」に面白い動画を作り公開します。
それを見た子供が「楽しそうだな」「自分もこんなことがしてみたい」そんな心理が考えられます。
芸能人より敷居が低いがアイドル的存在
YouTuberは素人だけど面白い。親近感がわいて身近な存在。
芸能人は一握りの人間にしか掴めない職業だけど、YouTuberなら敷居が低く自分にもなれる気がする。そのうえ、人気YouTuberはアイドル的な存在で下手な芸能人よりも人気がある。
YouTubeで動画を公開する手順はさほど難しくなく、動画を撮影しYouTubeにアップすれば簡単に公開できます。動画をアップすれば自分も憧れの人気YouTuberなれると考えてしまう。
YouTuberはお金持ち
人気YouTuberの年収は1億を軽く超えます。
大金を使って視聴者を楽しませる動画を作るYouTuberもいます。
YouTuberという職業になればお金持ちになれる。そう安易な考えをする子供も多い。
「わいもYouTuberになって一獲千金を狙うんやー」なんて考えてしまいがち。
楽しくて、人気者になれて尚且つお金持ちになれる。
「好きなことで生きていく」そんなキャッチフレーズに惹かれてYouTuberを職業として目指す子供がいると考えます。
YouTubeで稼ぐことの難しさ
「好きなことで生きていく」そんなことが出来たら誰だってやります。
だけど現実はそんなに甘くない。
YouTubeで億万長者になれるのはほんの一握り。
続いてはYouTubeで稼ぐことの難しさをご紹介していきます。
チャンネル登録者数10万人以上
YouTuberを職業として食べていける人はどのくらいいるのでしょうか。
株式会社サイバーエージェント、「CA Young Lab調べ」によると10万人以上の登録者数があるチャンネル数は1,371チャンネル。
引用:CA Young Lab、2017年国内YouTuber市場調査を実施
チャンネル登録者数は目安にしかなりませんが、10万人いればそこそこに稼げます。
アホみたいに稼ぐチャンネル登録者数100万人以上のチャンネルは国内では63。
少ないとみるか多いとみるかは個人差があると思いますが、なかなか険しい道のりに思えます。
企画力
YouTuberを職業とするなら動画の再生数を伸ばす必要があります。
動画の再生数を伸ばしたいのなら、動画が面白いことが絶対的な条件。
面白い動画を作るのなら企画力が必要です。
芸能人であれば企画などはテレビ局の人間が考えてくれますが、YouTuberは自分の動画の企画は自分で考えなければいけません。
マーケティングを怠ることなく、ターゲット層に合わせた面白い企画が重要になります。
表情が豊か
YouTubeを見る人であれば分かると思いますが、YouTuberは表情が豊かです。
顔の表情で視聴者を惹きつけるYouTuberもいます。特にターゲット層が低年齢であれば、表情が豊かなのはかなりの強み。
これでもか!というくらいに変顔をして視聴者を楽しませる。
そんなサービス精神が必要です。
喋りが上手い
人に伝わりやすい話し方、面白い話が得意、論理的思考を分かりやすく話す。
見ている側が「スーッと自然に耳に入ってくる」そんなトーク力が必要です。
喋りが分かり易くて面白い!それが理由で人気が高いYouTuberもいます。
編集の技術
人気があって忙しいYouTuberは動画の編集を外注に出す場合がありますが、駆け出しYouTuberは必ず自分で編集します。
どんなに企画が面白くて喋りが上手くても、それを活かす編集のスキルがなくては台無しです。
カット割りや字幕、CG等。動画の魅力を最大限にまで引きのばすには編集の腕が必要です。
飽和状態
一言にYouTuberといっても様々なジャンルのYouTuberがいます。
おもちゃを使ったストップモーション動画を作るYouTuber、子供向けに商品紹介をするYouTuber、大人向けなコンテンツを作るYouTuber。
もしも子供がYouTuberを職業としたいと思ったら後発組になります。
既に人気のあるYouTuberを凌ぐ何かが必要。他者との差別化が重要になり今までにないジャンルを開拓しなければいけません。
YouTubeが設立されてから13年。ジャンルは飽和状態。新しいジャンルの開拓は相当難しいと感じます。
安定感のなさ
編集スキル、トーク力に優れていて尚且つ新たなジャンルの開拓に成功し、子供が人気YouTuberとなったとして、その収入は5年10年と続くでしょうか。
人気になればなるほどアンチは必ず発生します。誹謗中傷や身に覚えのないデマ情報。何か問題を起こせばすぐに炎上してしまう。
強靭なメンタルが必要になります。
YouTuberを職業にするとなると収入の絶対的な安定は見込めません。
稼げるときに稼いで、稼いだお金で新たなビジネスに取り組む必要が出てくるかもしれません。
まぁ、それでもYouTubeで人気になって稼ぐ力があれば、YouTube以外でも稼ぐ事が出来る可能性は高いと思います。
まとめ
ピロリン
もしあなただったら、自分の子供がYouTuberになりたいと言い出したら賛成しますか?反対しますか?
確かにYouTuberは魅力的で楽しそうですし、億万長者になる人もいます。
しかしYouTubeで稼ぐ事が出来る人間はごくわずか。
編集スキルやトーク力は勿論ですし、マーケティングや旬な話題にも敏感になる必要がある。
そして何よりも視聴者を楽しませるための努力が必要です。
「好きなことで生きていく」その為には人の何倍もの努力が大切。そしてコツコツと動画をストックし自分自身が人を惹きつける人間力が必要だと感じます。